岡田、今永とのドラ1対決は6回2失点
「DeNA-広島」(28日、横浜スタジアム)
広島のドラフト1位・岡田明丈投手(22)=大商大=が6回を6安打2失点。プロ5度目の登板は全88球、粘りの投球を続けたが、筒香に2ランを被弾。たった1球の失投に泣いた。七回に好機で代打を送られ、1点リードを許して降板した。
四回だ。1死一塁で打席に4番。簡単に追い込んでから4球目、カーブが真ん中に甘く入った。打球は右中間スタンド中段に到達。序盤から効果的に決まった同球が、勝負所でわずかに甘くなった。
今永とのドラ1対決。前日に「負けないように投げたい」と話していた通り、序盤から最速150キロの直球を軸に、力で押した。五回は無死一、二塁のピンチを招いたが、梶谷を直球で見逃し三振に。最後は乙坂を空振り三振に斬ると、珍しくガッツポーズを見せた。必死に勝利を求めた。
前々回14日の中日戦(ナゴヤドーム)では、6回を投げて3安打2失点。プロ初勝利の権利を持っての降板となったが、中継ぎが打たれて勝利が消えた。前回21日の阪神戦(甲子園)は、6回を8安打1失点も勝敗付かず同点で降板した。初勝利はまたも持ち越しとなったが、3戦連続の好投で試合を作った。