旭川で29年ぶり勝利 先発戸田が好投
「交流戦、日本ハム2-3広島」(7日、旭川スタルヒン球場)
広島が競り勝って連勝。旭川での試合は2009年8月4日の巨人戦以来7年ぶりで、勝利は1987年6月21日の大洋戦以来、29年ぶりとなった。
今季2度目の先発となった戸田隆矢投手(22)が、6回を投げて4安打1失点で3勝目。先発では今季初勝利となった。大谷から2三振を奪うなど、7奪三振の熱投に「本当にうれしかったです。ビビらず、しっかり投げ切ろうと思いました」と笑顔で振り返った。
打線は1点を追う三回。丸の右翼線を破る適時二塁打で追いつくと、五回に田中が勝ち越しの中越え4号ソロ。さらに八回には新井も、左中間に4号ソロでリードを広げた。
緒方監督は試合後、好投の戸田を称賛。「きょうは戸田でしょう。中盤から投げるバランスがよくなったし、安心して見ていられた」と話した。
一方で会沢のバントミスや、作戦面でのミスを指摘。「交流戦は序盤で主導権を握ることが大事。しっかりとした攻撃をやらないといけない」と、勝利にも厳しい表情で課題を口にした。