誠也、初球宴でも神って!菊池先輩指令「間違いなくホームランを」
マツダオールスターゲーム2016(15日・ヤフオクドーム、16日・横浜スタジアム)の監督推薦選手が4日に発表され、広島・鈴木誠也外野手(21)が初選出された。同級生の日本ハム・大谷翔平投手(21)との対戦を熱望。オリックス戦で3試合連続決勝弾を放った「神ってる」鯉のホープが、“お祭り男”として球宴を沸かせる。広島勢では野村、中崎、菊池も出場が決定。ファン投票、選手間投票で選出の新井、丸、エルドレッドを含めて12球団最多タイの7人が夢舞台に臨む。
最高の舞台に鯉のホープがやってくる。監督推薦による出場が決まった鈴木。「大変光栄です。初めての出場で戸惑いもありますが、とにかく全力で積極的にプレーしたいと思います」と意気込みを示した。
対戦したい投手には、同級生の日本ハム・大谷の名前を挙げた。「対戦できないかもしれないけど、話してみたい。フェニックスリーグで1度だけある」。当時の記憶は鮮明ではないが、球宴での再戦を熱望した。
交流戦のオリックス戦(マツダ)では3試合連続決勝弾を放ち、緒方監督から「神ってる」と評された。そんな後輩に対し、同じく監督推薦で出場を決めた菊池は「『神ってる』プレーを誠也がやってくれるでしょう。間違いなくホームランを狙っているでしょうし」と活躍に期待を寄せた。
「他の選手ともコミュニケーションをとって、何かを吸収できればと思います」。球界を代表するそうそうたる面々から、今後に生かせるものを学び取る。「僕の名前を少しでも覚えてもらえるように頑張りたい。ベンチの隅っこにそっといていたいです」と謙虚に抱負を口にした21歳。だが今の勢いなら、夢舞台でも「主役」になれる。