広島が序盤から猛攻 ルナは2打席連続適時打、新井も会沢、戸田も続いた

 「阪神-広島」(10日、甲子園球場)

 広島が初回、エクトル・ルナ内野手(36)、新井貴浩内野手(39)の連続適時打で3点を先制した。

 先頭の田中、菊池が粘って、フルカウントから四球を選んで出塁。動揺からか岩貞はストライクが入らず、続く丸の四球で無死満塁。ルナは1ストライクから2球目、内寄りの142キロ直球を狙った。鋭い打球は瞬く間に三遊間を抜け、田中が先制のホームを踏んだ。

 二回にも適時打を放ったルナは「打ったのはツーシームかな?チャンスだったでの犠牲フライでもいいという気持ちで、なんとかランナーをかえそうと思っていた。結果的にヒットになってよかったよ」とコメントした。

 さらに続く新井は1-1から3球目。真ん中低めのチェンジアップに逆らわず、センターに打ち返した。菊池に続き、二走の丸も一気に本塁生還。岩貞の不安定な立ち上がりを攻めた。新井は前日9日の逆転3ランに続く2試合連続打点に「打ったのはチェンジアップ。チャンスで打ててよかったです」と振り返った。

 二回には会沢、戸田の連続適時打などで加点し、序盤で大きくリードを奪った。

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