緒方監督「目指す野球できている」後半戦キーマンは大瀬良&福井

 「広島0-6巨人」(13日、マツダスタジアム)

 表情には確かな手応えと、わずかな充実感がにじんだ。前半戦の総括会見。広島・緒方孝市監督は「開幕からここまで選手一人一人が、われわれが目指す野球をできている結果が、今の成績につながっています」と要因を口にした。

 春季キャンプから掲げる「投手を中心とした守り勝つ野球」。捕手の石原に菊池、田中の二遊間、中堅の丸と、センターラインを中心とした守備力は安定感がある。攻撃では機動力野球を目指し、チーム盗塁数77はリーグ断トツ。「チャンスを作る人と、かえす人。役割ができた中で機動力を絡めながら、今はいい攻撃ができていると思います」

 後半戦は月末から6連戦が3週続く。6人目の先発投手が必要となるが、2人の投手をキーマンに指名した。「大瀬良が帰ってきて、試合を作ってくれる投球を。福井も春先に安定した投球ができず、2軍で頑張っているだろう。彼らを加えた中でのローテがキーになる」。2人は15日からの全体練習に合流予定。“新戦力”を加え、25年ぶりの頂点を目指す。

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