広島・緒方監督、後半戦へ決意表明 「自分たちの野球を」全体練習で実戦勘養う
広島は17日、18日からのリーグ戦再開に備えて、マツダスタジアムで全体練習を行った。野手ではベテランの広瀬、堂林が参加。投手では新外国人のデラバーや福井、飯田、戸田、塹江がシート打撃に登板した。表、裏の計5イニングで、野手も実戦勘を養った。
貯金19、2位巨人に10差で迎える後半戦。シーズンは残り56試合になった。緒方監督は「1試合、1試合、われわれはしっかり準備して、自分たちの野球をやるだけ」と気を引き締めた。18日からは本拠地で中日との3連戦。“開幕投手”にジョンソン、19日は岡田、20日は大瀬良が、復帰登板することが濃厚だ。
シーズン前から、指揮官が掲げるのは「投手を中心とした守り勝つ野球」。得点能力の高い攻撃陣との相乗効果で、先発の野村がリーグトップの11勝。ジョンソンも同2位の9勝と安定感が光る。緒方監督も「開幕からここまで選手一人一人が、われわれが目指す野球をしっかりとできている結果が、今の成績につながっている」と手応えを口にする。
後半戦に向けて「全員がキーマンだ」と指揮官。その上で月末から6連戦が3週続くだけに、大瀬良、福井の先発投手に期待する。「大瀬良がしっかり帰ってきてくれて、試合を作ってくれる投球、彼の力を見せてくれるか。福井も春先になかなか安定した投球ができずに2軍で頑張っている。彼を加えた中で、ローテーションがキーになる」と続けた。
最短で22日にマジックナンバー40が点灯する。前半戦同様に、一丸野球で勝利を積み重ねていく。