広島・緒方監督、競り負けにも打線を評価「粘りすごい」
「広島6-7中日」(20日、マツダスタジアム)
広島が今季13度目の延長戦に競り負け、連勝は2でストップした。それでも、緒方孝市監督(47)は、最大4点差を追い付いた打線を奮起を評価。「粘りがすごい。野手の頑張りがすごいね。結果、負けてしまったけどよく頑張ってくれた」とねぎらった。
今季初登板の大瀬良が、3回を7安打4失点でKO。劣勢を強いられた展開のまま4点差で迎えた四回、二死二塁から会沢の右前適時打で1点を返すと、さらに2死一、三塁。田中の右前適時打で一気に2点差に迫った。
さらに3点差となった六回。2死三塁から代打・松山の右前適時打で1点を返す。反撃ムード高まる中、続く田中の飛球を一塁ビシエドが落球。菊池が四球を選んで満塁とし、丸が右前へ2点適時打を放った。一丸の攻撃で同点に追いついた。
「覇気を出していきました」と丸。松山は「勢いを付けることができた。今後もああいった形で、しっかり打席に立ちたいです」と振り返った。最後は延長十回、2死一、二塁から今村が杉山に右前適時打を浴び、これが決勝点となった。
猛反撃はあと一歩、及ばなかったが、好調の打撃陣が執念を見せた一戦。休養日を挟んで、22日からは阪神との3連戦(マツダ)。一丸野球で首位を突っ走る。