広島打線爆発で偉業目前の黒田を援護 初回3点、三回4点…200勝を強力後押し
「広島-阪神」(23日、マツダスタジアム)
広島は三回、丸佳浩外野手(27)のフェンス直撃三塁打、新井貴浩内野手(39)の左前適時打などで4点を追加し、日米通算200勝がかかる先発・黒田を援護した。
初回にルナの3号3ランで3点を先制すると、さらに三回。先頭の菊池が中前打で出塁した。続く丸は2ボール1ストライクからから4球目、高めに浮いた118キロのスライダーを狙った。打球は左中間に向けて伸び、中堅・緒方の頭上を越えてフェンスに直撃。一走菊池も好走塁で、一気にホームに生還した。
「打ったのはスライダー。しっかりつなぐことができました!!」。2試合ぶりの安打&打点。今季5本目の三塁打となった。さらにルナが死球で歩くと、新井が左前適時打でこの回2点目を奪った。「打ったのはチェンジアップ。追加点につながってよかったです」と笑顔。岩崎はここで交代となった。
まだ攻撃の手は緩めない。代わった松田から、鈴木が左越え適時打。「打ったのはストレート。あまり納得のいく打撃ではなかったですが、点につながってよかったです」と振り返ると、石原が中前適時打で続く。「打ったのはフォーク。詰まりましたが、いい所に落ちてくれました」と話した。この回計4得点。リードを7点に広げ、日米通算200勝に挑む黒田に、さらに援護点をささげた。