岡田次は勝つ!好調De打線に強気の投球「自信になりました」
「広島6-4DeNA」(31日、マツダスタジアム)
勝負どころで踏ん張り切れなかった。6回7安打4失点(自責3)。悔しさを押し殺すように広島・岡田明丈投手がマウンド場で歯を食いしばった。
「(筒香の打席は)三振を狙いにいったんですけど、コースが甘く入ってしまった。次はしっかりとインコースに投げたい」
1点リードで迎えた六回。2死三塁のピンチで筒香を打席に迎えた。1ボール2ストライクからの4球目、この日最速となる150キロの直球を痛打された。左中間への適時二塁打で追いつかれた。さらに、安打と失策でこの回3失点。一気にひっくり返された。
今季2被弾を浴びていた主砲を敬遠するという選択肢もあったが、この日は空振り三振、左飛と抑え込んでいた。「勝負しろと言った。勝負して負けたらこっちの責任」と緒方監督は、新人右腕を責めることはなかった。
チームが連敗中でも気負いはなかった。「そういうのは気にせず、自分らしい投球をすることが自分の仕事なので」。岡田は自らを信じて、腕を振った。
自身3連勝は持ち越しとなったが、手応えは十分だ。「強気の投球ができたと思います。際どいところにも投げることができて、自信になりました」。岡田がチームの勝利のためにさらなる成長を遂げる。