広島・緒方監督が丸を絶賛 先制&決勝打の活躍 「丸は大したもんだ」
「DeNA2-3広島」(12日、横浜スタジアム)
広島が終盤に鈴木、丸のソロ2発で逆転勝ちした。カード初戦に競り勝って、連勝で貯金は再び20。2位巨人とのゲーム差を6・5に広げた。最短で16日にマジックナンバー「25」が点灯する。
初回、丸の左前適時打で先制点を奪ったが、二回以降は相手先発・石田が的を絞らせない投球。110キロ台のカーブ、スライダー、チェンジアップなどで低めを突かれ、緩急で翻弄(ほんろう)された。だが八回、投手交代で転機が訪れる。
代わったばかりの三上に対して、先頭の鈴木が左翼越えに17号同点ソロ。チームに勢いを呼ぶと、続く九回に丸が守護神・山崎康から14号決勝弾を、バックスクリーン右に運んだ。「こういう位置にいるので、何としても優勝したい」と丸。終盤の2発でチームは、今季34度目の逆転勝利。12球団ダントツだ。
八回を無失点でしのいだジャクソンが4勝目。中崎が最終回を無失点で締め、21セーブ目を手にした。緒方監督は「野手が意地を見せてくれた」と、粘りを見せた攻撃陣を評価。「すごいね、誠也と丸が。こちらも(同点の)八回からジャクソンを投げさせるなど紙一重の戦いだった。その中で打った丸は大したもんだ」と、決勝弾の丸を称賛していた。