広島・黒田は7回1失点 同点で降板、勝ち負け付かず
「DeNA-広島」(13日、横浜スタジアム)
広島の黒田博樹投手(41)は、7回を投げて8安打1失点。同点で降板したが、リーグ本塁打トップの筒香を3三振に抑えるなど、熟練の投球で球場を沸かせた。
三回まで、毎回先頭打者の出塁を許す投球内容。それでも三回は2死二塁から石川に、内角のツーシーム2球で追い込むと、最後は同じコースにカットボールを投げ、二ゴロに抑えてピンチを脱した。
五回に倉本の左翼線二塁打、宮崎の右前打後、戸柱の二ゴロで三走が生還して、同点を許したが、粘りの投球で追加点は許さない。
相手先発の井納とは、今季4度目の対戦。過去3試合は0勝2敗だった。既に日米通算200勝を達成しているが、中継ぎでの1勝も含んだ数字。先発登板試合での大台到達が懸かった試合でもあった。六回は1死一、三塁のピンチを背負ったが、筒香をスライダーで見逃し三振に。ロペスを遊ゴロに抑えてピンチを脱した。
先頭打者を抑えたのは、四回の一度だけ。この回以外は毎回走者を置く投球だったが、粘りの姿勢を崩さなかった。七回は2死一、二塁から、桑原を遊ゴロに抑えた。107球で降板。同点で降板したが最後まで、攻め抜いたマウンドだった。