エルド昇格も…4番ルナ大ブレーキ 広島再進撃に向けて打線テコ入れへ
「DeNA2-1広島」(13日、横浜スタジアム)
歓喜の輪を背中に、広島ナインは足早にベンチに向かって歩を進めた。投手陣が踏ん張る中で、打線は4安打1得点。今季5度目のサヨナラ負けだ。広島・緒方孝市監督は「最近は点を取れていない。6連戦が続いてしんどいとは思うけど、もう一回頑張ってもらいたい」とゲキを飛ばした。
五回、安部の左犠飛で先制点を奪ったが、その後が続かない。特に深刻なのが4番のルナ。2打席連続三振を喫するなど、4打数無安打に終わり打線のブレーキになった。
11日の阪神戦から数え、これで3試合12打席連続無安打。助っ人は「きょうは井納にいい投球をされた。甘い球は1球しかなかった。全部の試合は打てないよ」と振り返った。
4番は打線の中心だけに、首脳陣は打線のテコ入れを検討している。7日の巨人戦前、指揮官は「みんなが下を向いているようなら上げるというのもある。形は変わるけど、それも選択肢の1つ」と話した。早ければ14日にもエルドレッドが1軍に昇格する可能性が出てきた。
緒方監督は「あした(14日)をしっかりと勝って6連戦を締められるようにしたい」と前を向いた。足踏みをするわけにはいかない。目の前の一戦に勝利するために、最善の策を取っていく。