岡田9月上旬復帰へ「一日も早く貢献したい」
右肩故障からの復活を目指す広島・岡田明丈投手(22)が、9月上旬に1軍復帰できる見込みとなったことが18日、明らかになった。この日は廿日市市の大野練習場で離脱後2度目のブルペン入り。直球を中心に変化球も交えながら40球を投げ、患部の状態を確かめた。来週中にも2軍戦で実戦復帰する。
「感覚はよかったです。違和感は全くない」と納得の表情。佐々岡2軍投手コーチは「バランスよく投げられていた。20日にシート打撃で投げさせて、問題なければ来週中に2軍で登板させる」と今後の見通しを語った。順調にいけば、2試合の2軍戦登板を経て9月上旬には1軍復帰できそうだ。
岡田は先発した7日・巨人戦(マツダ)の三回、右肩に違和感を覚え、この回限りで降板。病院で検査を受けた結果「一過性の腕神経叢(そう)神経炎の疑い」と診断され、8日に出場選手登録を抹消された。3日間のノースロー調整後、キャッチボールや遠投をこなし、16日にブルペン投球を再開した。
チームは中継ぎのヘーゲンズ、九里を先発に配置転換するなど、苦しい台所事情が続く。25年ぶりの悲願達成へ向けて、先発陣の奮闘は欠かせない。「一日も早く復帰してチームに貢献したい。そのためにも、信頼を取り戻せるようにしっかり準備したいと思います」。優勝争いが佳境を迎える9月、岡田が救世主として帰ってくる。