5連勝で貯金は今季最多24 黒田が7回2安打無失点で8勝目
「広島2-0ヤクルト」(20日、マツダスタジアム)
広島が接戦に競り勝ち、5連勝を飾った。先発の黒田博樹投手(41)が、7回を2安打無失点で8勝目。88球、二塁すら踏ませぬ熱投で、7月23日の阪神戦(マツダ)以来登板4試合、1カ月ぶりの勝ち星となった。
初回、2本の安打を許したが、以降五回、鵜久森に四球を与えるまで、走者すら許さない圧巻の投球。4番のバレンティンをツーシーム、フォーク、スライダーと、多彩な決め球で3打数無安打に抑えるなど、危なげない投球で要所を締めた。
41歳以上シーズンでの8勝は、2009年の下柳剛(阪神=8勝)以来7年ぶり。右腕では90年の村田兆治(ロッテ=10勝)以来、26年ぶりとなった。攻撃では石原が今季初の猛打賞と活躍。八回には1死一、二塁から、一塁ヘッドスライディングで遊撃内野を奪った。続く、代打小窪の打席で相手投手の暴投を誘うなど、追加点を奪って試合を決めた。
チームは5連勝で貯金を最多24に更新。2位巨人も勝ってゲーム差は変わらないが、最短23日にもマジックナンバーが点灯する。