堂林が今季初盗塁で勝利に貢献 バットでも4月以来のマルチ安打

4回、石原の打席の時に、二盗を決める堂林(撮影・吉澤敬太)
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 「広島2-0ヤクルト」(20日、マツダスタジアム)

 広島の堂林翔太内野手(25)が好走塁でチームの勝利に貢献した。

 0-0で迎えた四回。1死から四球で出塁すると、続く石原の打席で、ヤクルト先発・石川の投球モーションを完璧に盗んだ。「フリーのサインが出たので思い切って行きました。いい感じで走ることができた」と楽々と今季初盗塁を成功させた。

 石原の左前打で一、三塁。黒田の意表を突くセーフティースクイズ。一塁側に打球が転がるのを確認すると堂林は一気に本塁へ滑り込んだ。抜群の機動力を発揮し先制点を奪い取った。

 打撃でも存在感を発揮した。二回、2死から中前に再昇格後初の安打を放つと、六回にも中前に運んだ。4月26日のヤクルト戦(神宮)以来となる複数安打をマーク。「詰まるのを嫌がらずに押し込んでいけた。与えられたチャンスをしっかりものにできるよう自分の仕事をやるだけ」と前を見据えた。

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