岡田&大瀬良ドラ1右腕0封リレー 逆転の広島だけど…投手陣もスゴイ
「広島6-5DeNA」(1日、マツダスタジアム)
広島のドラ1右腕2人が、一球一球に力を込めた。六回から岡田明丈投手が2回を1安打無失点に抑えると、八回から大瀬良大地投手が2回を無安打無失点。この無失点リレーが、サヨナラ勝利を呼び込んだ。
岡田は右肩痛で戦列を離脱していたが、この日再昇格。復帰登板となったが、DeNA打線を圧倒した。六回、ロペスを中飛に打ち取ると、筒香を外角低め149キロの直球で見逃し三振。続く宮崎を一ゴロに打ち取り三者凡退。七回は1死から倉本に三塁内野安打を許すも、後続を断った「チームに迷惑を掛けたのでそれ以上に働けたらいいと思います」と前を見据えた。
8月7日・巨人戦(マツダ)で負傷し、翌日登録を抹消。リハビリ中には母・道子さんが心配し「けがは大丈夫?いつ投げられるの」と連絡が入ったが、見事にその心配を吹き飛ばした。
後輩からバトンを受けた大瀬良は八回を3人で抑えるとリズムに乗った。九回、先頭で迎えた同級生・筒香への6球目。今季自己最速となる151キロをマーク。結局四球で歩かせたが、後続を斬った。「岡田がいい球を投げていたのでもっといい球を投げないと、と思っていた」と笑顔。リーグ優勝、そして日本一へ、2人のドラ1右腕の力は必要だ。