岡田、CS先発テスト合格 一発快投、G斬り5回0封6K!

 セ・リーグ優勝ペナントを手に記念撮影に臨む広島ナイン
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 「広島5-0巨人」(15日、マツダスタジアム)

 真っ赤に染まったスタンドの大歓声を受けながら剛腕がうなった。広島・岡田が巨人打線を5回2安打無失点に抑え、6三振を奪った。CSファイナルSでの先発へ大きく前進した。

 「要所を締めることができた。チャンスを頂いているので、ものにできてよかったです。CSを見据えて投げました」

 立ち上がりから安定感は抜群。最速151キロの直球を軸に、真っ向勝負を挑んだ。五回は1死から小林誠に四球を与えると、犠打と暴投で2死三塁。迎えた長野をフルカウントからの6球目、内角への150キロ直球で見逃し三振に仕留めた。

 11日の同戦では中継ぎで登板し、2回を無失点に抑えた。ファイナルSで戦う可能性がある相手に、2戦連続の好投。巡ってきた先発のチャンスを生かし、4勝目を挙げて猛アピールした。

 夏場に右肩の違和感により2軍再調整。再発防止へ投球フォームを改良した。右腕が体から離れ首や肩が引っ張られて負担が掛かっていたため、体の近くを通るように変更。その結果、制球の乱れも少なくなった。

 CSファイナルS先発はジョンソン、野村、黒田が当確。4人目以降はまだ決まっていないが、この日の岡田について畝投手コーチは「いい投球をしてくれた。(CSでの先発について)可能性あるよ。これから球数を増やしていく」と高く評価した。

 薮田、福井らと争いは続くが、今後は先発としての登板機会がないため中継ぎとして試合に備える予定。「任されたポジションでと思っているが、このままいけば、そう(4人目の先発に)なると思うのでしっかり準備したい」と自信をみなぎらせた岡田。最高の舞台を自らの手で引き寄せた。

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