緒方監督、5日遅れで地元ファンに「おめでとうございます」
「広島5-0巨人」(15日、マツダスタジアム)
試合後に「セントラル・リーグ優勝セレモニー」が行われた。優勝ペナントを授与された緒方孝市監督は、報告あいさつで「本当に25年間、長い間お待たせしました。ファンの皆様、おめでとうございます!」と、5日遅れで地元のファンと優勝の喜びを分かち合った。
詰め掛けた3万2106人の大観衆を前に、投打に危なげない試合運びで凱旋星。試合後、ビジョンに10日・巨人戦(東京ドーム)で、25年ぶりの優勝を決めた瞬間の映像が流れると、スタンドは拍手喝采で大歓声。本拠地に感動がよみがえった。
プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーから、緒方監督にセントラル・リーグ優勝ペナントと優勝トロフィーが授与。指揮官は両手で掲げると、無数のフラッシュを浴びた。その後、ファンに向けて緒方監督が優勝を報告した。
「今日もあついご声援、本当にありがとうございました。先日、9月10日、東京ドームで2016年度のペナントレースを131試合目でセントラルリーグの優勝を決めてきました。できることなら、この地元マツダスタジアムで決めたかったのが本心ではありますが、こうして皆様の前で優勝報告ができ大変うれしく思っております」と5日遅れで地元ファンと喜びを分かち合った。
「昨年、4位というふがいない成績であったのに、今シーズンもまた開幕から全試合、真っ赤にスタンドを埋めていただき、そして熱い声援をいただき本当にありがとうございました」とファンに感謝。「選手もこの期待に応えるべく厳しい練習をやり、一戦一戦、戦いながら力をつけていき、本当に結果を出し続けてくれました。この選手をしっかりと支え指導してくれたコーチ、スタッフ。本当にチーム一丸で頑張り、そしてファンの声援、これが優勝の結果につながったと思います」とシーズンを振り返った。
「本当に25年間、長い間お待たせしました。ファンの皆様、おめでとうございます!」と絶叫。クライマックスシリーズへ向け、「厳しい戦いになると思います。さらに覚悟を決め、チーム一丸となり、ファンの皆様とともに日本一を目指したいと思います。今日はありがとうございました」と日本一を誓った。
その後は大歓声を浴びながら、全員でグラウンドを一周。マウンド前で記念撮影が行われた。