黒田「光栄」新井「黒田さんのおかげ」で広島県民栄誉賞
広島の黒田博樹投手(41)と新井貴浩内野手(39)が22日、広島県から「広島県民栄誉賞」を授与された。阪神戦開始前のマツダスタジアムで行われた授与式で、湯崎英彦知事(50)から表彰状と記念品として彫刻家・円鍔勝三氏製作のブロンズ像「あおぞら」を贈呈された。
黒田は広島復帰での栄誉に「光栄なことです。カープでこういう賞をいただけてうれしいです」。新井は「生まれも育ちも広島。本当に光栄なことですし、お世話になった方々に感謝したい」と話した。
今季は新井が通算2000安打、黒田が日米通算200勝を達成し、25年ぶりのリーグ優勝の原動力になった。「僕は黒田さんのおかげで、受賞させていただいた感じ」。同時受賞を心から喜ぶ新井は、謙遜しながら感謝の笑顔で振り返った。
シーズンは残り3試合。既にCSファイナルS突破と、32年ぶりの日本一に向けて準備を進める。「ファンの皆さまの期待に応えられるようにしたい。変えることなく今まで通り、シーズン中と同じように一戦一戦、戦っていきたい」と黒田。県民の思いも背負いながら、ポストシーズンを戦う。