松山、引退する広瀬のバットで勝ち越し打「純さんのバットで打ちました!」

 「広島-ヤクルト」(1日、マツダスタジアム)

 広島・松山が六回、今季限りで引退する広瀬のバットで、広瀬に贈る勝ち越し打を放った。

 0-1で迎えた六回、同点に追い付き、なおも2死一、二塁の好機。打席に立った松山は、広瀬のバットを持って登場。1-1から3球目、外角145キロの直球をフルスイングした。打球は左中間を襲い、飛び付く左翼手・坂口のグラブの先を抜けた。2者が生還して勝ち越し成功。二塁ベースに立った松山は、ベンチに座る広瀬に向けて両拳を向けた。

 「打ったのはストレート。純さんのバットで打ちました!!純さんに打席に入る前に気持ちを入れてもらったので、いい結果になってよかったです」。今季最終戦は、広瀬の引退試合でもある。勝利を届けたい-という思いをバットに込めた。

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