岡田、粘った「直球しっかり投げた」 球団初、新人CS勝利

 「セCSファイナル・第4戦、広島8-7DeNA」(15日、マツダスタジアム)

 CS突破、日本シリーズ進出がかかったマウンドを託された広島のドラフト1位ルーキー・岡田明丈(大商大)。点は取られても流れは渡さなかった。粘りの投球で、球団初となるCSでの新人勝利をつかんだ。

 初回、三者凡退の好スタートを切り、いきなり大量6点の援護をもらった。ただ、「立ち上がりはしっかり投げられて、ほっとしてしまった」。安心からか、二回から苦しい内容となった。

 1死二塁で、エリアンを一ゴロに打ち取ったが、一塁手の新井からのトスを落球。自らの失策で一、三塁とピンチを広げた。「自分のミスから始まったので。しっかりと取れていれば、(点は)入っていなかったと思う」。続く、倉本の右前打と味方の失策で一気に2点を失った。

 三回にも無死一塁から梶谷に右越え2ランで失点。だが四、五回は追加点を許さずに踏ん張り、5回4失点で降板。リードを守り、リリーフ陣にバトンをつないだ。

 課題が残ったが、収穫もあった。「直球はしっかり投げることができたし、あまり強打されることもなかった。クイックもできた」と自信をのぞかせた。25年ぶりの日本シリーズ進出。歓喜の瞬間に貢献した岡田が次の舞台を目指し、調整を進める。

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