広島は１７日、マツダスタジアムで全体練習を行い、２２日から始まる日本ハムとの日本シリーズに向けて動き出した。

　黒田博樹投手はキャッチボールを行ったあと、観客席の階段ダッシュを繰り返すなど、精力的に汗を流した。普段とは違うメニューに「罰走です。トレーニングコーチから『イニングが少な過ぎる』と言われたんで」とニヤリ。１４日、ＤｅＮＡとのＣＳファイナルＳ第３戦（マツダ）、５回３失点で降板したことを引き合いにだし、報道陣を笑わせた。

　昨年、広島に復帰して以降、日本ハムとの対戦はない。「映像を見たりして対策を練りたい。パ・リーグを制したチームで、力のある投手はたくさんいる。攻撃陣もそう。去年のこの時期はオフに入っていた。ユニホームを着て真剣勝負ができるのは、あと２チーム。めいっぱい、持っているものを出すだけ。いい状態で登板日を迎えられるようにしたい」と意気込んだ。