黒田へイチローからねぎらい「まだできるだろと言われそうで怖かったんですけど」
18日に日本シリーズを最後に現役を引退することを発表した広島の黒田博樹投手(41)が19日、米大リーグでプレーする3人のメジャーリーガーからねぎらいの言葉をもらったことを明かした。
ヤンキース時代に2年間、同じユニホームを着た尊敬する先輩には、引退発表前にメールで決断の意思を伝えたという。「イチローさんには、昨日の発表前にメールしました。『お疲れさん。ピッチングが見られるのは、あと多くて1回か2回か。応援しておく』と(メールで)言われました」と話した。
来季も現役を続けるイチローからの激励。「同じユニホームを着て、あれだけの人とやらせてもらった。まだできるだろと言われそうで怖かったんですけど。ちょっと、ほっとしました」と表情を少しだけ緩ませた。さらにヤンキースの田中とドジャースの前田からも引退会見後にメールが来た。
22日に始まる日本シリーズ。現役最後の登板が迫ってきた。「マウンドに上がるときはいつも同じ心境。先が見えたということで。ゴールが見えない中でやっているより、ゴールが見えたということは今まで以上に集中できている。目いっぱいやっていくだけです」。3人からの言葉を胸に、集大成のマウンドへ臨む。