ジョンソン粘った大谷に投げ勝った!六回に強烈ライナーを“神キャッチ”

 「日本シリーズ・第1戦、広島5-1日本ハム」(22日、マツダスタジアム)

 ほえた。グラブをたたいた。広島のクリス・ジョンソン投手が感情をむき出しにする。頂上決戦第1ラウンド。気持ちを前面に押し出し、日本ハム打線をねじ伏せた。6回2/3を9安打1失点。「粘り強くカウントを整えてきたけど、決めないといけないところで決められた」。魂を込めた123球で、大谷に投げ勝った。

 三回は中島にファウルで粘られ、12球を投じた末に四球。続く岡にも四球を与えて1死一、二塁となり、中田を迎えた。流れを手放してもおかしくない場面で投ゴロ併殺打。最高の結果でピンチをしのいだ。六回2死一塁では、田中賢の顔面付近へのライナーに素早く反応。打球の勢いに体を押されたが、球は離さなかった。

 日本一を目指す戦いは、黒田を笑顔で送り出すための決戦でもある。名門ドジャース、そしてヤンキースでローテを守り抜いた右腕は、ジョンソンにとっても特別な存在だ。チームメートになったときの喜びは、今でもはっきりと覚えている。

 年齢を重ねてもなお、真摯(しんし)に野球に取り組む姿勢や若手に助言を送る姿に、尊敬の念を抱くようになった。「グラウンド、そこを離れての努力すべてがすばらしい。偉大な選手」。現在は互いに質問し合う仲だ。

 「チーム一丸の勝利。しっかり守ってくれて、石原も自分のいいところを引き出してくれた。打線も打ってくれた」。ジョンソンが最高の投球でカープに、大きな上昇気流をもたらした。

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