2冠右腕・野村 広島連勝へさぁ先発!強力ハム打線警戒も抑えるイメージできた
「日本シリーズ・第1戦、広島5-1日本ハム」(22日、マツダスタジアム)
広島の野村祐輔投手(27)は、チームが先勝して迎える日本シリーズ第2戦(マツダ)の先発に向け、マツダスタジアムで調整した。普段通り、淡々と行った練習後は、額に流れる大粒の汗をぬぐいながら力強い言葉を残した。
「緊張感もある。チームにとっても勝たないといけないので。日本一になって、いい形で終わりたい。日本一になって、黒田さんを胴上げしたいです。全員で一丸となって日本ハムに向かっていきたい」
日本シリーズを最後に現役引退することを表明した黒田が、第3戦に先発する。まずは、任された一戦を白星で飾り、最高の形で大先輩にバトンをつなぐ。
日本ハム打線を抑えるイメージは頭にある。「長打力もあって、機動力もある。走れる選手が多い。本当にどこからでも点が取れる打線。無駄な四球(を防ぐ)であったり、最低限しっかりやるべきことをやっていきたい」と気を引き締めた。
今季16勝を挙げ、最多勝と最高勝率の2冠を獲得した右腕。そのうち本拠地では8勝1敗、防御率3・00と好成績を残す。「ホームゲームということで、ファンの皆さんの声援も多く、いい雰囲気で勢いをくれる。すごく心強いです」。大歓声を力に変え、強力打線に挑む。