粘投勝利の野村「石原さんのリード通り思い切って」と感謝
「日本シリーズ・第2戦、広島5-1日本ハム」(23日、マツダスタジアム)
広島が本拠地2連勝。シリーズ初登板の先発・野村祐輔投手は6回2安打1失点(自責点は0)で勝利投手となった。
野村は立ち上がりは球数を要しながら粘りの投球を披露。四回2死一、二塁はシュートで大野のバットを折った。完全に打ち取ったゴロだったが、菊池が後逸。適時失策となって同点を許した。
それでも五、六回は三者凡退に片付けて、105球で降板。セ・リーグ最多勝投手がシーズン同様の投球で役割を果たし、七回以降は今村、ジャクソン、中崎が無失点リレーで締めた。
緒方監督の勝利監督インタビューに続いて、お立ち台に上がった野村は、「すごく緊張しましたが、ファンの声援のおかげでいいピッチングができました」とレギュラーシーズンと変わらない涼しげな笑顔で第一声。続いて、「序盤はピンチが多かったが、石原さんのリード通りに投げられ、粘ることができた。すごくいいリードをしてくれるので思い切って投げられます」と感謝の言葉を発した。
自身の粘投が味方打線の勝ち越しを呼んだ形となり、「ピンチでもしっかり守ってくれてますし、点も取ってくれるので思い切って攻めることができます。すごくいいリズムで投げることができました」などと語った。