広島天谷FA権行使せず残留へ 「江草も」鈴木本部長が説明
8月31日に出場選手登録が8年に達し、国内FA権の資格取得条件を満たした広島・天谷宗一郎外野手(32)が1日、権利を行使せず残留する意向を明かした。既に球団には伝え、感謝と来季に向けた決意を口にした。
「出る気もないです。権利を取ったというよりも、取らせてもらったという感謝が強い」。権利行使の有無を問われると、迷うことなくハッキリと答えた。既に来季に向けたトレーニングを再開。「少しでも貢献できるように」と前を向く。
鈴木清明球団本部長(62)は「悩んでいれば話をするがそうではないので、通常通り権利を保留した中での契約更改になる。(4月に取得した)江草もそうなる」と説明。来季16年目になる天谷に向けて、同本部長は「年齢的にもチャンスは少なくなるが、生かして存在感を示してほしい」と期待を口にした。