広島、リーグ優勝パレードに31万人 新井らが引退の黒田を15回胴上げ

笑顔で15回胴上げされる広島・黒田博樹=マツダスタジアム(撮影・吉澤敬太)
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 25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島が5日、41年ぶりの優勝パレード後、本拠地のマツダスタジアムで優勝報告会を行った。セレモニーの中で、今季限りで現役を引退した黒田博樹投手(41)を15回胴上げ。盟友・新井貴浩内野手(39)が最後に花束を手渡した。

 優勝パレードでは黒田と2人、オープンカーに乗って手を振った。「すごかった。本当に想像以上でしたね。黒田さんと『すごいな、すごいな』と言い合った。あんなにもの人が手を振ってくれているので、こっちがうれしくなった」と、詰め掛けた31万3000人のファンに感謝した。

 またセレモニー後、マウンド前で涙に暮れる黒田の姿に、新井は「自分もこみあげてくるものがあった」としみじみ。「あらためていろんなことを思い出したんですけどね。黒田さんは本当にすごいな、と。20年やってきて、最後に優勝でしょ。本当にすごい物語ですね」と振り返った。

 黒田は胴上げを拒んでいたが、新井の「やるぞ!!」の声でスタート。背番号と同じ15回について、新井は「黒田さんは誰もやってないことをやって、ユニホームを脱いでいく。それでいいんじゃないかと思います」とさみしさを隠しながら、笑顔で黒田を惜別した。

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