松山 定位置獲りへ肉体改良じゃ 春季Cまでに体脂肪3%減らす
広島の秋季キャンプが15日、宮崎県日南市の天福球場ほかで行われた。松山竜平外野手(31)は今オフ、肉体改良をテーマにすることを明かした。現在の体重95キロを維持しながら、体脂肪率を3%減らして筋力の増加を図る。今シーズンから本格的に取り組みを始めた筋力トレを継続し、外野のレギュラー獲得競争が始まる春季キャンプに備える。
自らの殻を破るきっかけとなった筋力トレ。松山は効果を実感したからこそ継続を決めた。「今年は大きなけがをしなかった。やってよかったと思う」。さらなる高みを目指す。来年の春季キャンプまでの約2カ月半。体脂肪率を3%減らして26%にする肉体改良に着手する。
今季から本格的に始めたトレーニング。努力は結果につながった。「本当は筋トレは好きじゃない。でも故障しないなら、と思った」。好調を維持していても、けがでシーズンを通して活躍できない年が続いたが、3年ぶりの全試合フル帯同を果たした。
95キロの体重を維持しながら筋肉量を増やしていく。けがの予防はもちろん「体のキレを上げること」も目的だ。食生活の改善や規則正しい生活を送るなど、節制しなければ目標の数値は達成できない。それでも「長く野球をやるためには必要。家族を養っていかないといけないから」と、一切の妥協はしない。
17日からの大分・湯布院リハビリキャンプに参加するため、一足早く16日に秋季キャンプを打ち上げる。例年より短期間だったが、密度の濃い時間を過ごした。「充実感が半端ない。走攻守、全部をやって本当にしんどかった」と振り返った。節目の10年目でレギュラー奪取を目指す。松山がパワーアップして、2月を迎える。