一岡オフは単独トレ「福岡で1人で球場を借りてやります」
広島の一岡竜司投手(25)が26日、来季へ単独トレで再起を誓った。年明けの自主トレは例年と変え、福岡市内で球場を貸し切って単独で鍛錬に励む。大分・藤蔭高の1学年後輩で現在はスポーツトレーナーの男性と、2人で開幕ダッシュへの準備を進める。
「福岡で、1人で球場を借りてやります」
この日、マツダスタジアムでの自主トレを終え、一岡はオフの構想を明かした。昨オフは江草、中崎らと、その前までは巨人・杉内と合同で行ってきたが、単独自主トレを決意。さらに、2014年には右肩痛を発症し、今年はキャンプ中に右前腕部の故障(右浅指屈筋損傷)で1軍昇格が6月と出遅れたこともあり、トレーナーを帯同させる。
今季は27試合の登板で、防御率1・82。関東在住の後輩トレーナーにはプロ入り後、シーズン中に体の状態を見てもらっていた。高校時代はバッテリーを組むことも多く、気心の知れた存在。「トレーニングをしても、人よりケアが遅れることがあるので。まずはスタートを大事にしたい」と二人三脚で開幕からの活躍を目指す。
この日は飯田とのキャッチボールで、習得を目指すパームも投げた。故障もあって広島移籍後、オフは肩を休ませていたが、今年は継続させるつもりだ。「よかった年は前の年にウインターリーグで投げた。防御率をよくして1年間1軍にいられるように」。プロ6年目を迎える来季、単独トレから飛躍を誓う。