大瀬良 黒田先輩とホットライン 先発ローテ&エース襲名へ強力援軍
広島の大瀬良大地投手(25)が27日、先発転向の“秘策”を明かした。25日の選手会納会で現役を引退した黒田博樹投手(41)と会話。来季、先発に再転向する右腕は、レジェンドから「困ったことがあれば、いつでも連絡してこい」と背中を押された。「積極的にいく」と黒田との“ホットライン”で、エース襲名を狙う。
チームのカギを握る男は、強力な“援軍”と来季を戦う。先発再転向に挑む大瀬良は、25日の納会で黒田と会話する機会を得た。「これが最後かもしれないと思って」と卓に酒をつぎに行って、しばし談笑。数分間の会話は貴重なものだった。
黒田「先発に戻るんやろ?」
大瀬良「はい、そのつもりです」
黒田「分からないことや困ったことがあれば、いつでも連絡してこいよ。オレはなんでも答えるからな」
今季が始まる前から黒田は、将来のエース候補として期待していた。先発完投型を理想とするだけに「大地は大きな役割を担う。彼がやってくれないと困る」と、目にかけていた。レジェンドとのホットラインは心強い味方。大瀬良は「積極的に連絡したい」と言う。
「今年は先発がダメで中継ぎに回ったと思っている。来年はローテの枠に入っていけるように。2月のキャンプにベストな状態で入れるようにしたい」
来月1日からチームは優勝旅行でハワイに向かう。今オフはフォークを中心に、落ちる球の完全習得を目指す。一岡とともにグラブを持参して、南国でもキャッチボールを継続する。「やらないと間に合わない。向こうでも空いた時間は練習したい」。ローテ奪取、エース襲名へ、休みも妥協もない。