堂林、新井さんに弟子入り!護摩行も同行「来年ダメならこの先はない」
広島・堂林翔太内野手(25)が3日、大先輩のすべてを吸収して8年目の来季へ臨むと誓った。今オフは新井貴浩内野手(39)に弟子入りし、ジムでの合同トレーニングだけでなく護摩行にも同行。がむしゃらさに加え、打撃指導も仰いで復活を目指す。この日は広島県呉市で行われた「くれ宝町 冬まつり」のトークショーにゲスト出演した。
腹は決めている。自分を思ってくれる大先輩を裏切ることはできない。堂林は「来年ダメならこの先はない。誰よりも強い気持ちでこのオフを過ごしている」。あらためて8年目の来季への信念を口にした。
考え方を一新したきっかけは、シーズン中の新井との食事会。「変わるためには何かを変えるしかないし、何でもやってみろ。良い悪いは後から判断すればいいから。やってみないことには進まないから」。大先輩の言葉が、悩む若鯉の心に響いた。
このオフは、その新井と行動を共にする。合同トレーニングと護摩行への同行を新井に申し込んだが、2度断られた。それでもあきらめず、3度目のお願いで、ようやく覚悟を認められた。
すでに1日に広島市内のジムで初トレーニング。新井が優勝旅行から帰国後の今月中旬に、本格的な合同トレを行い、年明けには、火柱の前で心を鍛え上げる護摩行にも同行する。「新井さんも中距離打者だと言っていた。自分も長距離打者ではないので共通するところもある」と、打撃の技術面でも新井から吸収する。
今季、出場は47試合。スタメンは三塁手として13試合だけで、出場機会は年々減っている。「苦しいことをやらないと、楽しいことは見えてこない。来春が楽しみになればいいかな」。新井流のすべてを吸収し、再び輝きを取り戻す。