大瀬良、現状維持…マイナス査定も期待込められ減額見送り

 広島・大瀬良大地投手(25)が14日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の4500万円(金額は推定)でサインした。17試合に登板し3勝1敗、防御率3・32。成績だけならマイナス査定だったが、来季への期待から減額が見送られた。

 表情を引き締めた。大瀬良は「ダウンだと思っていたので感謝しています。来年は1年間、ローテを守る。結果で恩返ししたい」と力を込めた。春季キャンプで右肘を痛め果たせなかった役目。誓いを新たにした瞬間だ。

 14年に10勝し新人王に輝いた右腕の主戦場はここ2年、中継ぎだった。どちらもこなせるのは強みでもあるが、先発へのこだわりが消えたことはない。自ら「大事な1年」と位置づける4年目は、先発一本で勝負する。

 球団の思いも同じだ。連覇を狙う来季は、黒田が抜ける先発陣の再整備が最重要課題。「投球回数で150回以上を投げてほしい」と鈴木球団本部長。“ポスト黒田”として期待している。

 来年1月には、前田(ドジャース)と沖縄で自主トレを行い、2月1日から始まるサバイバルレースに備える。「便利屋で終わるのは嫌。まずは規定投球回数をクリアして、1回でも多く投げたい」。躍動感ある投球で、再び大きく羽ばたいてみせる。

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