菊池は1億4500万円 黒田引退で球団日本人最高年俸に

契約更改を終え、晴れやかな表情で記者会見する広島・菊池涼介=マツダスタジアム(撮影・北村雅宏)
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 広島の菊池涼介(26)が19日、広島市南区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6000万増の1億4500万円で一発サイン(金額は推定)。25年ぶりにリーグ優勝したチームの大トリで、ほぼ倍増となる大幅アップをゲットした。来季プロ6年目で初の大台を突破。今季年俸6億円だった黒田博樹氏(41)の引退もあって、菊池が球団の日本人最高年俸となった。

 会見では「チームの中では1番の評価だと言ってもらえたので、納得してサインしました」と笑顔を見せた。

 今季は「2番・二塁」で141試合に出場。リーグ最多の181安打&23犠打で優勝に貢献した。同4位の打率・315に、自己最多の13本塁打を記録。また、守備でも4年連続でゴールデングラブ賞を獲得した。525補殺で14年の535、13年の528に次いで、歴代補殺上位3傑を独占。4失策で守備率・995と規格外の守備範囲に加えて、堅実さも併せ持つなど攻守でチームに貢献した。

 「また来年、しっかりチームに貢献できるように、チームリーダーとしてしっかりやっていかないといけないなと、改めて思いました」とリーダーとしての自覚を口にした。

 6000万円のアップ額でも丸を抜き、チームトップとなった。球団では丸、石原、新井、野村に続く日本人5人目の1億円突破。日本人5選手が1億円プレーヤーになった。5人の年俸1億円超えは、球団では2005年(佐々岡、黒田、野村、緒方、前田)以来11年ぶり。25年ぶりリーグ優勝を達成した1年で、多くの選手が大幅アップを勝ち取るなど、貢献した選手にしっかりと還元された。

 また、この日で全選手が契約を完了した。

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