大瀬良 元阪神・下柳の弟子になる 同郷の先輩を質問攻めじゃ

 練習を終え、球場を出る大瀬良(撮影・吉澤敬太)
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 来季先発に再転向する広島・大瀬良大地投手(25)が22日、阪神OBの下柳剛氏(48)に弟子入りを宣言した。同じ長崎県出身で今月26日には、プロ野球県人会で再会予定。同氏は先発、中継ぎとして22年間の現役生活で129勝、22セーブ。2005年には最多勝にも輝いた。目指すべき道を歩んだ大先輩から極意を聞き出す。

 はやる気持ちは行動になって表れている。継続して練習を続ける日々。大瀬良は「早く起きちゃうんで」と、午前9時前から球場で体を動かす。キャッチボールに筋トレ、走り込みなどメニューは多岐にわたる。この日で広島での自主トレを打ち上げ。5時間、みっちり汗をかいた。

 「球を投げている感じはすごくいいです。昨年と比べものにならない。きっちり2月1日までに仕上げたい」

 先発再転向の意気込みを語る中、心待ちにしている再会がある。同郷の先輩で阪神OBの下柳氏。26日に「プロ野球長崎県人会」で顔を合わせる。大瀬良は今年で4度目の参加。面識こそあるが「具体的に野球の話を聞いたことがない」と言う。フォークの完全習得を目指す今オフ。同会では質問攻めにする意気込みだ。

 下柳氏は現役時代、先発、中継ぎと経験豊富。球速は140キロ前後だが、多彩な変化球で打者を打ち取った。「あれだけ実績を残された方。話を聞いて引き出しを増やしたい」。同氏は投球の合間にダッシュを行う「インターバルピッチ」という独特の練習法で2005年に最多勝を獲得した。この練習についても大瀬良は、「チャレンジしたい気持ちはある」と続けた。

 プロ4年目を迎える17年。今季は前田、来季は黒田が抜け、先発の柱として期待がかかる。「初めて会った時は怖かったですけど、すごく気さくな方なので。オフ期間の過ごし方や、やっておくべきことも聞きたい」と大瀬良。先発ローテを勝ち取るべく、あらゆる角度から吸収する努力を惜しまない。「下柳道場」で鉄腕継承を目指す。

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