日本プロ野球名球会の総会が１４日、宮崎市内で行われた。理事長の山本浩二氏（７０）は改めて１５日・名球会フェスティバルの東西対抗戦（サンマリンスタジアム宮崎）で、昨季限りで引退した元広島の黒田博樹氏（４１）氏と同僚だった新井貴浩内野手（３９）を対決させるプランを示した。黒田氏、新井はともに西チームだが、「東軍のピッチャーが少ない。黒田をトレードで東軍に持っていって対決させるのもいいやろ」と説明した。

　黒田氏と新井はこの日、名球会総会に初出席。１５日には東西対抗戦が開催され、黒田対新井が実現する。鹿児島での護摩行を終えたばかりの新井は「小さい子どもが見てくれると思うので、楽しんでもらえたらいいと思う」と意気込んだ。

　黒田氏は「キャッチボールもやっていない」と苦笑いしながら、「一番若いから投げるつもりでいる」と話した。人数不足の東軍から黒田氏が出場するプランがあり、特別枠扱いだった対新井だけでなく、元チームメートの野村謙二郎氏、前田智徳氏と対戦する可能性も浮上した。

　総会では先輩メンバーにあいさつ。黒田氏は「たくさんのすごい先輩方を見て、改めて実感が湧いてきた」と感想を語った。