戸田「間」で開幕ローテ獲る!マエケンから助言の新フォーム
広島の戸田隆矢投手(23)が22日、マツダスタジアムに隣接する室内練習場での合同自主トレに合流した。6~20日までは、沖縄でドジャース・前田と2年連続2度目となる合同自主トレを行ってきた。“マエケン流フォーム”を身に付け、開幕ローテ入りを目指す。
助言を受けたのは「間」だった。マエケンは投球モーションに入り、左足を上げたときに一瞬のタメをつくって投げ込む。戸田は「間を取ってみるのが良いんじゃないか、と言ってもらいました」と振り返った。
投げ急いでフォームが崩れるのが課題。間を取ることでフォームが定まれば「安定したリズムで投げられる」。失投や四球を減らす効果も期待できる。制球に苦しむタイプではないが、試合を優位に進められるのは間違いない。
昨季は7月10日の阪神戦(甲子園)でプロ初完封した直後、寮で転倒して左手のじん帯を損傷。その後のシーズンを棒に振った。優勝の瞬間は寮のテレビで見るしかなかった悔しさも力に変える。
狙うは開幕ローテ入りだ。ジョンソン、野村の2本柱以外は白紙の状態で、左腕にも十分にチャンスはある。「マエケンさんは『向こうでも僕たちの活躍がうれしい』と言っていた。結果を出したい」。強い気持ちで競争を勝ち抜く。