野間 レギュラー獲りへ内角克服じゃ オープン気味のスタンスで悪癖解消
広島の野間峻祥外野手(23)が23日、広島での合同自主トレを打ち上げた。24日に宮崎・日南に先乗りし、春季キャンプに備える。昨秋から修正を試みる打撃フォームに手応えをつかんでおり、目指すは外野のレギュラー奪取。「勝負の年。今年がダメなら来年がない」と表情を引き締めた。
左打ちの野間が変更した点はスタンス。右肩を少し開き気味で構えるようにした。テークバック時に右肩が内側に入り過ぎてバットが素直に出ない悪癖があった。わずかだがオープン気味に構えることでそれを解消。さらに「僕はボールを右目で見る癖があるけど、両目で見られるようになった」と説明。視野が広がり、苦しんできた内角球への対応力も上がった。
昨季はわずか21試合の出場に終わった。今オフは本格的に筋力トレを始め、肉体改造に着手。打力強化の土台をつくってきた。現在の体重は自己最重量となる88キロ。太ももは3~4センチ太くなり「去年のズボンがはけなくなった」と笑った。
今キャンプを前に指揮官は横一線でのスタートを強調している。中堅は丸、右翼は鈴木が最有力だが、結果を出せばそれらのポジションも奪うことは可能だ。「先乗り自主トレではしっかり体を動かしたい。いい準備をしてキャンプに入ります」。強い気持ちで3年目の春を迎える。