ブレイシア、ひげリレー 勝ち取る勝利の方程式!新助っ投入団会見
広島の新外国人ライアン・ブレイシア投手(29)=アスレチック傘下3Aナッシュビル=が25日、広島市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。セットアッパーとして期待される最速159キロの本格派右腕は、勇ましい顎ひげがトレードマーク。守護神・中崎もひげを蓄えており、外国人枠を勝ち抜いて“ひげリレー”を完成させる意気込みだ。
目を輝かせながら、ブレイシアはマイクに向かった。「強いチームに入ることができて非常に光栄に思う」。描く青写真は、勝利の方程式の一翼を担い、守護神の中崎との“ひげリレー”だ。
トレードマークは短く刈りそろえた顎ひげ。「一昨年か去年から伸ばし始めた」。その効果もあってか、昨季は3Aで46試合すべてに中継ぎ登板し、60回2/3を投げてイニング数より多い70三振を奪った。「(ボリュームを)大きくしたいね」と験担ぎとして今季も継続予定だ。
昨季のブルペン陣はひげを蓄えた中崎、今村、ヘーゲンズ、ジャクソンらが快投。「僕もその一員になりたい」。外国人枠は4。先発のジョンソンと野手のエルドレッドが決まれば残りは2枠。ジャクソン、ヘーゲンズとの競争を勝ち抜かなければならない。
米国ではユーチューブで日本野球を予習。11月からは球団から送られてきたNPB統一球で練習し、ブルペンでも投球した。24日の来日時に雪には驚いたというが、寒さに負けず26日にもキャッチボールを開始する。
2児のパパで、5歳の長男・コルテンくんは空手を題材にした映画「ベスト・キッド」の大ファン。来日を楽しみにしており「ミスター・ミヤギ(主人公の空手の師匠)がいるから早く日本に行ってみたいと言っているんだ」と笑った。
自身の武器を「闘争心」と話すブレイシア。「アグレッシブに投げていきたい」と強い気持ちでマウンドに上がる。