新打法で弱点克服！広島・安部友裕内野手（２７）が２６日、宮崎県日南市の天福球場でキャンプ地先乗り自主トレに参加。フォロースルーが大きいフォームでフリー打撃に臨み、右方向から左方向まで快音を奏でた。

　「フォロースルーでバットが持っていかれる感じです。スイングにブレーキをかけないようにしています」

　今年は引っ張りだけじゃない。ＤｅＮＡ・筒香、マーリンズ・イチローの動画を参考にして、打撃フォームをマイナーチェンジ。フォロースルーを意識することでボールを捉えるポイントを増やし、ヒットゾーンを広げるのが狙いだという。

　広角打法をマスターできれば、昨季打率・２１９と苦戦した左投手対策や三振減につながる。「イメージと体が一致するようにやっていきたい」。まだ手応えはない。それでもレベルアップに結びつくと信じて継続していくつもりだ。

　昨季は１１５試合に出場し、打率・２８２、６本塁打。プロ１０年目の今季は三塁のレギュラー奪取へ最大のチャンスだ。堂林、西川らライバルは多いが「僕より若い子に負けていられない。結果を出して勝ち取れるようにしたい」とキッパリと誓った。キャンプインまでバットを振り込み、新打法を身につける。