40歳・新井「走る」 昨年MVPも甘えなし!今まで通り一生懸命
広島・新井貴浩内野手(40)が31日、キャンプ地の宮崎・日南入りした。30日に40歳の誕生日を迎えたが、年齢は「関係ない」と不惑シーズンもプレースタイルは不変。「一からのスタート」を強調し、これまで通りがむしゃらに競争の輪に飛び込む覚悟だ。キャンプでは「走る」をテーマに掲げ、足腰を強化する。
不惑を迎えても新井らしさを貫く。前日30日が40歳の誕生日。報道陣からお祝いの言葉を贈られると「ありがとう」と短く返し、こう実感を込めた。
「40ね…、まあ40になりましたけどユニホームを着ているときはそんなの関係ないので、今まで通り一生懸命プレーしたいと思う」
昨季は4番として、チームを支えた。132試合に出場し、打率・300、19本塁打、101打点をマーク。リーグMVPにも輝いた。それでも甘えはない。今年も自ら競争の輪に飛び込む覚悟だ。
「また一からのスタートだと思っている。みんな競争だから自分も競争。横一線。開幕に合わせるという気持ちはサラサラないよ」
オフは優勝旅行などで大忙し。調整遅れを余儀なくされたが、上半身の筋力数値は昨年並みに戻した。「まだ足りていない」という下半身の筋力は、開幕までに鍛え上げる。
キャンプでは「走る」をテーマに掲げる。「しっかり追い込まないと落ちていくばかり」と危機感を口にし、「ダッシュをしっかりやらないといけない。それが一番大事」と強調した。
40歳を迎えても特別扱いは不要。走って、走って、走りまくる。若々しく、キャンプのスタートを切る。