ジョンソン圧投のシート打撃初登板 2年連続開幕へ万全!30球で安打性2本
「広島春季キャンプ」(18日、日南)
広島のクリス・ジョンソン投手(32)が18日、日南で今キャンプ初となるシート打撃に登板した。新井、松山、小窪、新加入のペーニャを相手に計30球を投げ、安打性の当たりは2本だけ。力強い直球と切れのある変化球で相手を圧倒する上々の内容だった。2年連続となる開幕投手へ向けて順調な調整ぶりを示した。
順調な仕上がりを示した。ジョンソンの投じた鋭く内角をえぐるカットボールに新井のバットが空を切る。今キャンプ初となる打者相手の投球。ネット裏のジャクソンや新加入のブレイシアら同僚助っ人の視線もくぎ付けにした。
「昨シーズンが終わってから打者と対する時間が空いていたので、打者との感覚をつかもうというのが目的だった。体の動きも問題ない。開幕まで時間もあるので、しっかりと準備をしていきたい」
新井、松山、小窪、新外国人のペーニャに対し、計30球を投げ、安打性の打球は2本だけ。伸びのある直球だけでなく、切れ抜群の変化球にも打者は手こずっていた。
一番の手応えはカットボールだ。「打者の近くで曲がるべき球だと思うので、きょうの変化はよかった」と納得の表情を浮かべた。
最後の1球は持ち球ではないナックルボールで小窪をほんろう。新球へ挑戦かと思われたが「あれはジョーク」とニヤリ。小窪は「全体的にすごい速かった。最後のボールはスローボールでしたけど」と振り返った。
2年連続の開幕投手を狙う左腕。「自分の中でこの時期にやるべきことを順調にこなせている」。3月31日の阪神戦(マツダ)に向けて照準を合わせる。