鯉スタッフに体調不良者続出…発熱や嘔吐の症状 石井琢朗コーチが緊急“登板”
「広島春季キャンプ」(19日、日南)
広島は19日、チームスタッフに体調不良者が続出していることを発表した。鈴木球団本部長によると、17日から18日にかけて打撃投手、ブルペン捕手11人のうち10人に発熱や嘔吐(おうと)の症状が出たという。11人は選手とは異なるホテルに宿泊。症状はさまざまで現在、保健所が原因を調査中だという。既に病院で検査を受け、20日まで練習を欠席。しばらくホテルでの静養が決まった。
予期せぬ事態に緒方監督、首脳陣らが総出で練習をサポート。ティー打撃のトス役を指揮官やスカウト陣が務め、石井打撃コーチは1時間半も打撃投手を務めた。緒方監督は「(手伝うのは)当然のこと。選手には集中して練習してもらいたい」と話した。
22日から沖縄での2次キャンプがスタートする。帯同選手は決まっているが、スタッフの合流時期が未定のため、カバーする意味合いも含めて、1、2人多く選手を連れて行く。全員で助け合い、危機を乗り越える。