丸24日にも初実戦 右脇腹OK!開幕へ仕上がり加速

 「広島春季キャンプ」(22日、沖縄)

 右脇腹の違和感で一時は別メニュー調整を行っていた広島の丸佳浩外野手(27)が22日、コザしんきんスタジアムで今キャンプ初のシート打撃に臨んだ。ジョンソンを相手に3打席。内野ゴロと2つの四球で安打こそなかったが、万全の状態をアピールした。順調にいけば、24日のロッ

テとの練習試合(コザ)で今年初めて実戦出場する予定だ。

 久々の感覚だった。沖縄2次キャンプがスタートしたコザしんきんスタジアム。丸が今キャンプ初めてシート打撃を行った。エース左腕のジョンソンと対戦。安打こそなかったが、ファウルで粘って四球を選ぶなど万全の状態を示した。

 第1打席は二ゴロに仕留められ、2打席目は四球。3打席目には2ストライクから3球ファウルでカットし、際どい球を見極めて四球を選んだ。「投手の球を見たのは久しぶりだったので、まずはその練習ができたことはよかった。日南で出遅れた分、しっかりと準備していきたい」と充実の表情を浮かべた。

 右脇腹の違和感で8日から別メニュー調整。13日に全体練習に復帰した。故障前に行った7日のフリー打撃以来となる投手との対戦。投手の投げる生きたボールを見られた手応えもあったが、課題も明確となった。

 「対投手でしっかり振ることを目的としていました。ある程度、振れるということは確認できた。あとは、久しぶりだということもありますけど、ボールを見てから自分が振ろうと思っていたところから少し遅れがあった」

 フリー打撃では柵越えを放つなど、力強い打球を披露。その後の重点練習でも打撃練習を行い、快音を響かせた。

 4年連続の全試合出場を目指す今季。「いい状態になっているので、再発だけはしないようにしっかりとやっていきたい」。目標達成へ、焦る気持ちを抑えながら状態を整えていく。

 23日の韓国・KIAとの練習試合(沖縄)には出場せず、患部の状態を確認。問題がなければ、翌24日のロッテとの練習試合(沖縄)で今年初めて実戦出場する予定だ。

 連覇、日本一へ。開幕まで残り約1カ月に迫っている。「昨年同様チームの雰囲気はすごくいいですし、後は僕も含めてチーム全員が結果を残せるようにしていきたい」。完全復活を果たし、チームをけん引する。

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