堂林「必死にやる」開幕スタメンよりも目先の一戦
「広島春季キャンプ」(1日、沖縄)
広島の堂林翔太内野手(25)が1日、充実の春季キャンプを打ち上げた。昨秋から取り組む打撃改造には手応え十分。飛躍が期待される8年目へ、準備が整った。
「秋からやってきたことをそのまましっかりやることができた。秋、春とやりたいことができたので、本当に充実したキャンプになりました」
真っ黒に日焼けした顔が、充実の日々を物語っていた。今キャンプは対外試合6試合で通算22打数7安打3打点1本塁打で打率・318。快音を響かせ、存在感を存分に発揮した。
開幕まで1カ月を切った。開幕スタメンにも期待が高まるが「そこまで先は見えてないというか、1試合1試合を必死にやるだけなので、試合をこなしてきた中での開幕。まだ先を考える必要はない」と今後も変わらず、目の前の試合に全力を注ぐ。
対外試合6試合のうち5試合が外野、1試合が一塁での先発出場。三塁は1度も守らなかった。外野の開幕スタメンは中堅・丸、右翼・鈴木が既定路線。可能性が残されているのは左翼だ。打撃で結果を残していけば、開幕先発出場も見えてくる。
最終日はノックや打撃練習で汗を流し、総仕上げをした。「この沖縄で終わらないように、帰ってからも頑張りたい」。開幕レギュラーへ若鯉が突っ走る。