野村、課題は「インサイド」初回2失点も修正
「オープン戦、広島1-6西武」(8日、マツダスタジアム)
広島・野村祐輔投手(27)が真っ先に口にしたのは課題だった。初回、ペーニャの適時失策などで2点を失ったが、その後は高い修正能力でスコアボードに「0」を並べた。だが、4回4安打2失点(自責点0)にも「(左右)両バッターのインサイドが課題」と唇を結んだ。
納得できたのは四回、木村文への3球目だ。内角低めのシュートでストライクを奪った。高さ、コースとも抜群。打者のバットは、ピクリとも動かなかった。
打たせて取るスタイルだけに、制球には高いハードルを課している。今季も勝ち頭として期待される右腕は「そこに決まるか決まらないかで、ストライクゾーンが広く使えるかどうかが決まる。(開幕まで)やるべきことをやっていきたい」と意気込んだ。