１１日のヤクルトとのオープン戦（福山）に先発する広島・岡田明丈投手（２３）が１０日、ツバメ狩りを誓った。昨季同カードは２試合に登板して０勝１敗、防御率２７・００。「去年は自分が勝手に（崩れた）っていう感じだったので、今回はしっかり相手と勝負できればいい」。今年最初の対戦で好投し、嫌なイメージを植え付ける。

　現時点でジョンソン、野村に次ぐ先発３番手で、開幕カードの阪神３連戦での先発が濃厚。その翌週はヤクルト３連戦。今回の再戦となる可能性が高いだけに絶好のリハーサルとなりそうだ。

　今回は今年最長の５イニングを投げる予定。「無駄な四球を出したくない。そういうところを減らしていければいいと思う」。今季は完投数の増加を目標に掲げており、球数減少をテーマに挙げた。

　この日はマツダスタジアムでの練習前に、ＷＢＣのドミニカ共和国－カナダの一戦をテレビ観戦した。「パワーのあるバッターとどういうふうに戦っているのか興味がある」。国際大会のレベルを目の当たりにして受けた刺激を投球に生かす。