ジョンソン→岡田→九里!3戦目に“ポスト黒田”で虎3連倒ローテじゃ

 広島・緒方孝市監督(48)が27日、横浜市内で行われた「セ・リーグ ファンミーティング2017」にドラフト1位の加藤拓也投手(22)=慶大=と参加。リーグ連覇へ開幕ダッシュを宣言した。阪神との開幕戦にジョンソン、2戦目に岡田を予定通り投入するが、3戦目の先発に九里が急浮上。当初は2カード目の中日戦先発が有力視されていた右腕を開幕カードに抜てきし、マツダで一気に3連勝を狙う。

 同一リーグの監督と顔を合わせ、ふつふつと闘志がわき上がる。リーグ連覇へ、最高のスタートを決めたい。緒方監督は「去年、一昨年の戦いを通じて一番感じたこと。やっぱりいいスタートを切るに越したことはない」と、開幕ダッシュの重要性を強調した。

 「必勝ローテ」で虎を迎え撃つ。開幕戦はジョンソン、2戦目は岡田。エースと虎キラーの投入は予定通りだが、ここに来て3戦目の先発に九里が急浮上した。当初は開幕2カード目、4月6日・中日戦(ナゴヤドーム)が有力視されていたが方向転換したもようだ。

 この日、九里はマツダスタジアムで投手練習に参加し、ブルペン入り。30日のウエスタン・ソフトバンク戦(筑後)への準備と思われたが、100球近くも投げたことが判明した。

 通常、登板3日前に行う投球練習は30球程度。本人は「この前のように質の高い真っすぐを増やしていきたい」と話したが、その後、筑後遠征(27~30日)自体に帯同しないことも明らかに。前回23日・オリックス戦から中9日の間隔をあけて、4月2日・阪神戦のマウンドに上がる方向だ。

 そのメリットは大きい。当初開幕3戦目の先発が予想されていた大瀬良は故障明け。キャンプ中に発症した右脇腹違和感から復活したとはいえ、オープン戦登板は2試合。前回26日のソフトバンク戦(マツダ)でも5回1失点ながら77球で降板していた。2カード目に回れば、余裕を持って体調を整えることが可能だ。

 また、岡田-大瀬良と右の本格派が続く並びを回避できることも大きい。九里の変幻自在の投球スタイルに、阪神打線は戸惑うに違いない。

 イベントで指揮官は“ポスト黒田”の候補の1人として真っ先に九里の名前を挙げた。畝投手コーチも「今年に入り真っすぐの威力が出ている」と成長に太鼓判を押す。大卒4年目。今、最も旬の男に3戦目を託す。

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