鈴木が同点打、ビデオ判定で走者・丸がセーフに

9回、同点打を放つ鈴木(撮影・山口登)
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 「中日3-3広島」(5日、ナゴヤドーム)

 広島の鈴木誠也外野手が、土壇場で同点に追い付く左前適時打を放った。2-3の九回1死一、二塁で守護神・田島の変化球をすくい上げ左前に運んだ。「打ったのはフォークかな。チャンスでしぶとい打撃ができました。丸さんがよく走ってくれました」

 二塁から丸が激走し、本塁へ滑り込んだ。左翼手・藤井の好返球もあり、球審は一度、「アウト」とコール。だが、緒方監督が審判団にリプレイ検証を要求し、協議が始まった。

 数分後、ビデオ判定により丸の足が捕手のタッチよりも先に本塁ベースに届いていたとし、判定が覆り得点が認められた。

 延長に入ると十一、十二回と先頭打者が出塁し得点圏に走者を進めたが、あと一本が出なかった。引き分けは、両リーグ通じて初めて。

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