ドラ1加藤プロ初登板ノーヒットノーランならず 残り2人で無念
「広島4-1ヤクルト」(7日、マツダスタジアム)
広島のドラフト1位・加藤拓也投手(22)=慶大=がプロ初登板でノーヒットノーランは残り2人でならなかった。
九回1死一塁からヤクルト・バレンティンに三遊間を痛烈に破られた。この回、先頭の坂口を遊ゴロに打ち取り、記録へのカウントダウンが始まった。しかし続く山田にフルカウントから四球。そしてバレンティンに大記録を阻まれた。
続く雄平にも右前打を打たれ、1点を失う。加藤はここで降板。守護神の中崎に勝利を託した。
プロ初登板の加藤は初回のマウンドを右飛、補ゴロ、空振り三振と打者3人で終えるとリズムに乗る。二回と三回は四球をそれぞれ2個出したが、ここも乗り切り、8回を終えて7奪三振6四球で大記録に迫っていた。
初登板でのノーヒットノーランは、プロ野球では1987年8月9日、ナゴヤ球場での巨人戦で中日・近藤真一(現中日投手コーチ)が唯一達成している。